シートベルト非着用時のエアバッグによる顔面皮膚損傷の1例

書誌事項

タイトル別名
  • Facial Burn Caused by Air Bag Deployment without A Seat Belt

抄録

エアバッグは現在広く普及し,シートベルト着用下においてその効果をあげている。しかしその一方でエアバッグによる外傷の例も報告されている。われわれはシートベルト非着用時のエアバッグによる顔面外傷の症例を経験した。症例は22歳の女性で,頬部から鼻部に軽度の熱傷を受傷し,保存的治療により軽快した。エアバッグの作動メカニズム,および外傷の発生機転について若干の文献的考察を加えて報告する。

収録刊行物

  • 皮膚の科学

    皮膚の科学 5 (4), 303-306, 2006

    Meeting of Osaka Dermatological Association/Meeting of Keiji Dermatological Association

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ