告知出現率に関する考察
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説明
危険選択上の各選択手段,とくに告知書扱の告知出現率について,視点を変えて,企業の成人病検診問診カードにおける告知出現と,量的,質的に対比検討した。1)40〜49歳,50〜59歳の2年齢階級において,成人病検診問診カードの告知出現率は,社医診査のそれに次いで高く,告知書扱の告知出現率との間に20%以上の大きな差が認められた。2)糖尿病,高血圧,心臓病,胃・十二指腸潰瘍ならびに肝機能障害の5大欠陥について,告知出現の頻度をみると,胃・十二指腸潰瘍を除いては何れの欠陥も,各選択手段よりも,成人病検診問診カードの告知出現の頻度が圧倒的に高く,危険選択上,各選択手段の告知内容について,質的問題を提起するものと考える。
収録刊行物
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- 日本保険医学会誌
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日本保険医学会誌 85 302-306, 1987
日本保険医学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1571135651948386560
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- NII論文ID
- 110004697410
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- NII書誌ID
- AN00197853
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- ISSN
- 0301262X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles