胃癌におけるエリスロポエチンの発現とその臨床的意義
書誌事項
- 公開日
- 2003-12-25
- 公開者
- 近畿大学
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説明
エリスロポエチン(EPO)は赤芽球前駆細胞の細胞膜上に存在する特異的受容体であるエリスロポエチンレセプター(EPOR)と結合し赤芽球系細胞の分化および増殖を促進する.おもに腎や胎児の肝において分泌されるが他の組織でも分泌され,血管内皮細胞やニューロンなどの正常細胞,髄膜腫,子宮癌,卵巣癌,乳癌などの悪性腫瘍細胞においてもEPOやEPORの存在が報告されている.本研究では,原発性胃癌を対象として,腫瘍組織,正常組織,患者および正常人血清中のEPO値を測定し各々の比較検討を行った.さらに,ヌードマウスに原発性胃癌組織を移植しEPOR拮抗剤(EMP9)を投与し移植腫瘍に対するEPO情報遮断の影響について評価した.血清EPO値は胃癌症例で有意に高値を示した.リンパ節転移の有無と有意に相関した.組織中のEPO値は腫瘍および正常組織間に有意差を認めなかった.ヌードマウス移植腫瘍においてはEMP9投与群で有意にEPOR陽性細胞および新生血管数が減少していた.また,その40%に石灰沈着像を認める結果となった.EPO値は原発性胃癌において,リンパ節転移と有意な相関を認め,EPO-EPOR情報伝達を阻害することにより腫瘍細胞の増殖および血管新生を抑制する可能性を有することが示唆された.
収録刊行物
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- 近畿大学医学雑誌
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近畿大学医学雑誌 28 (4), 359-367, 2003-12-25
近畿大学
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1571135651978409088
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- NII論文ID
- 110004299808
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- NII書誌ID
- AN00063584
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- ISSN
- 03858367
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles