リアルタイム音楽情景記述システム : 全体構想と音高推定手法の拡張

書誌事項

タイトル別名
  • A Real-time Music Scene Description System : System Overview and Extension of F0 Estimation Method

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説明

本稿では, 計算機による音楽理解の実現を目指すリアルタイム音楽情景記述システムの全体構想を述べる.これは, 人間は楽譜や分離信号を得て音楽を理解していないという立場から, 何ができれば音楽を理解したといえるのかを問い直し, 「しろうと」が容易にわかるメロディーや楽曲構造のような記述を, 音楽CDからリアルタイムに得るシステムを構築する研究アプローチである.そして, 既に提案したメロディーとベースの音高推定手法を拡張するアイディアとして、音モデルの多重化, 音モデルの推定, 音高や音モデルに関する事前分布の導入の三つを提案する.これらをEMアルゴリズムによる最大事後確率推定によって実現し, CDによる実世界の音響信号を用いて実験した結果, 音高推定の性能向上が確認された.

収録刊行物

  • 情処研報

    情処研報 2000 9-16, 2000

    一般社団法人情報処理学会

被引用文献 (1)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1571135651992118912
  • NII論文ID
    110004029173
  • NII書誌ID
    AN10438388
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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