「精神薄弱」関連用語の出現頻度とその使われ方 : 朝日新聞記事データベースによる分析
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- 生川 善雄
- 東海大学健康科学部社会福祉学科
書誌事項
- タイトル別名
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- Frequency of Words Concerned with "Seishinhakujaku" and the Usage : Analysis of Asahi News Paper Data Base
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説明
朝日新聞記事データベースに基づき、「精神薄弱」関連用語である「精神薄弱」「知恵遅れ」「精神遅滞」「知的障害」「知的発達障害」「知能障害」「発達障害」の7用語の使用頻度の検討、「精神薄弱」という用語の使われ方の変遷についての検討を行った。1985年から1997年にわたる検索結果から、記事中においても、見出し中においても、朝日新聞では、1993年を境に「知的障害」という用語が頻繁に使用されるようになり、「精神薄弱」「知恵遅れ」という用語は使用されなくなりつつあることがわかった。さらに、「精神薄弱」という用語の使われ方の変化をみると、1992年までは「本人を指した使い方」も多かった。しかし、1993年以降は「本人を指した使い方」は激減している。そして、1993年以降は、「精神薄弱」という用語は、その使用頻度の絶対数が減り、使用される場合には、「精神薄弱児施設」「精神薄弱者福祉法」のように「精神薄弱関連熟語」として使用されることが多かった。
収録刊行物
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- 東海大学健康科学部紀要
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東海大学健康科学部紀要 4 85-90, 1998
東海大学
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1571135652291638912
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- NII論文ID
- 110006454974
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- NII書誌ID
- AN10534472
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- ISSN
- 13474162
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles