楽音の波形構造と音色知覚について : 細切れ音の場合
-
- 高澤 嘉光
- 電気通信大学情報工学科
書誌事項
- タイトル別名
-
- on the Structure of Sound Wave and its Tone Sensation : in the Case of Chopped Sound
この論文をさがす
説明
著者は、口琴の発音機構の解析の際、細切れ音という概念を導入した。細切れ音とは、ある一定の周期で何らかの刺激によって励起し、ある一定の時間長だけ続く音から構成されている音である。さらに、弦楽器の音も細切れ音になっており、三味線においてはその特徴が顕著に出ている。細切れ音は、励起される周期とそれによって発生する音の周期の2つの周期を持つという構造をしている。われわれが細切れ音を聞いた時、この2つの周期の関係によって聞き取る音色が非常に異なって来る。本稿ではその関係について述べる。
収録刊行物
-
- 電子情報通信学会技術研究報告. SP, 音声
-
電子情報通信学会技術研究報告. SP, 音声 97 (560), 13-16, 1998-02-19
一般社団法人電子情報通信学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1571135652339233408
-
- NII論文ID
- 110003296088
-
- NII書誌ID
- AN10013221
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- CiNii Articles