ユニット内信号伝送系におけるコネクタ解析モデルの検討
書誌事項
- タイトル別名
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- Connector-simulation model for high-speed signal transmission systems
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説明
高速動作が可能な装置を構築するには、信号伝送時に生じる電気的特性を十分に考慮した装置設計指針を決定する必要がある。装置設計においては、反射や漏話等の雑音が複雑に影響し合う装置内部の電気特性を定量的に評価する必要があり、それには、テグボード作成による実測評価と共にシミュレーション技術を用いる評価が有効である。装置内の伝送系を構成する上でコネクタは、必須なものである。高速な信号伝送を行うには、このコネクタ部の反射や漏話等の電気特性を評価することが重要である。一般にコネクタのシミュレーションモデルは、端子収容を固定化し、グランド端子を常に0V固定と仮定している。しかし、装置設計を行うための評価では、端子収容を任意に設定し、その特性比較をする必要がある。また、高速系の評価では、グランド系の雑音も考慮する必要がある。本報告では、コネクタのモデル化を行うに当たり、ピン型1.27mm千鳥格子の高密度なコネクタを基本にし、グランド端子のインピーダンスを反映でき、任意の端子収容を可能にする解析モデルの検討を行った。また、本モデル化方法で作成したコネクタモデルを下にシミュレーションを行い得た結果と実測値の比較を行い、伝送波形と誘導波形ともに10%以内の精度で良い一致を示す結果を得た。
収録刊行物
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- 電子情報通信学会技術研究報告. EMD, 機構デバイス
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電子情報通信学会技術研究報告. EMD, 機構デバイス 95 (370), 7-12, 1995-11-17
一般社団法人電子情報通信学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1571135652339726080
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- NII論文ID
- 110003293289
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- NII書誌ID
- AN10383978
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles