連分数表現を用いる素因数分解アルゴリズム

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タイトル別名
  • A Factoring Algorithm Using the Continued Fraction Expression

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説明

√<nx>の小数点以下の値を連分数展開して考慮した関数h_i(X)=(s_i+t_i⌊√<nx>⌋)^2-t^2_inxを用いて、√<n>よりも小さな関数値を効率的に集めることにより、少ない計算量で2次合同式k^2≡m^2mod.αn(α:正整数)の関係を求め、高速にnの素因数を求める素因数分解アルゴリズムを提案する。連分数の係数l_<i+1>と関数h_i(X)の間には、l_<i+1>≫1のとき|h_i(x)|=⌊2<nx>/l_<i+1>⌋の関係が成り立つ。従来の素因数分解アルゴリズムは変数xを変化させる1次元的な探索アルゴリズムであるのに対して、本方法は変数xに加えてもう一つの変数iをもつ小さな関数値h_i(X)を探す2次元的な探索アルゴリズムである。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1571135652340625280
  • NII論文ID
    110003297013
  • NII書誌ID
    AN10060811
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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