フラッシュメモリー過剰消去メカニズムの解析 : スケーリング則に対する新しい制約
書誌事項
- タイトル別名
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- The Analysis of the Flash Memory Over-Erase Mechanism : A New Restriction on the Scaling Theory
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説明
NOR型フラッシュメモリーセルのソース及びフローティングゲート電極の最適化を行った.ソースとフローティングゲートの重なり領域を大きくすれば,トンネル酸化膜の膜質,書き込み/消去繰り返し特性が向上することがわかった.消去領域上に20個以上のグレインが存在するようなポリシリコンをフローティングゲートに使用すれば,過剰消去が抑制できることもわかった.過剰消去が発生するメカニズムとして,酸化膜の谷モデルを提案する.ポリシリコン粒界の直下で高濃度にリンがドープされた酸化膜が過剰消去の原因となっている.セルサイズの縮小とともにポリシリコングレインも縮小する必要があるというスケーリング則に対する新しい制約も提案する.現在のプロセス技術のままでは,16Mが限界の容量になる.
収録刊行物
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- 電子情報通信学会技術研究報告. ED, 電子デバイス
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電子情報通信学会技術研究報告. ED, 電子デバイス 95 (117), 39-46, 1995-06-23
一般社団法人電子情報通信学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1571135652356596480
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- NII論文ID
- 110003200239
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- NII書誌ID
- AN10012954
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles