表面波の高精度推定によるコンクリートブロックの傷位置推定の改良

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タイトル別名
  • Improvement of Non-Destructive Estimation of the Position of a Crack in a Concrete Block by Highly Precise Estimation of Surface Wave

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説明

これまで、表面波の影響を除いてコンクリートブロック中の傷位置を非破壊検査する方法を提案してきた。これは、小型ハンマ打撃に対するインパルス応答をブロック表面に取り付けた複数のピックアップで検出し、雑音とみなされる表面波の影響を除去後、ビームフォーミング(指向性合成)により傷位置を推定するというものである。表面波の除去信号は打撃位置に最も近いセンサの波形を縮尺し、時間補正することによって生成した。この方法による表面波除去の有用性は確認されているが、センサには表面波の直接波のみでなく、p波の直接波、側面や端点からの反射波等が混入することから、傷位置推定の際用いる傷からの反射波にも影響を与えると考えられる。本報告では、センサ出力データを用い、インパルスレスポンスを考慮して表面波の波形を推定する方法、センサに混入する表面波とp波の分離の可能性について報告する。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1571135652406874496
  • NII論文ID
    110003284466
  • NII書誌ID
    AN10164817
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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