解剖学に基づいた顔面筋肉モデルによる顔表情合成
書誌事項
- タイトル別名
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- Synthesis of Facial Expression with Anatomy-baced Facial Muscle Model
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説明
近年、コンピュータグラフィックスにより顔表情を合成する手法が注目を集めている。最も効果的で自然なモデリング手法として顔面筋肉モデルがあげられる。顔面筋肉モデルでは「筋肉の収縮によって皮膚組織が移動して、顔表情が表出される」という、実際の表情表出過程をシミュレーションすることによって顔表情を合成する手法である。つまり顔面筋肉モデルでは、このシミュレーションの正確さによって合成画像の自然さが決定されるといえる。本研究では、頭部の骨と筋肉の解剖学的形状および構造を正確に再現したモデルを新たに構築した。骨の構造再現およびその整合手法の提案により、従来のモデルでは実現できなかった顎の運動の正確な再現が可能となった。さらに自然な表情合成を行なうために皺の再現も行なっている。この新たに構築した顔面モデルを用いて、FACSに基づいた表情編集ツールを開発した。
収録刊行物
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- 電子情報通信学会技術研究報告. HCS, ヒューマンコミュニケーション基礎
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電子情報通信学会技術研究報告. HCS, ヒューマンコミュニケーション基礎 97 (605), 9-16, 1998-03-13
一般社団法人電子情報通信学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1571135652439845888
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- NII論文ID
- 110003271546
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- NII書誌ID
- AN10487226
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles