通信ライブラリの自動チューニングを支援するHint APIの提案

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タイトル別名
  • Proposal of Hint API to Help Auto-Tuning in Communication Libraries

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説明

計算機の大規模化に伴い,通信ライブラリの性能に対する要求が高まっている.通常,通信ライブラリは,システムの基本性能や各通信命令に渡された引数といった,限られた情報しか参照できないため,ライブラリ内で十分なチューニングが行えない.そこで本研究では,プログラマが,プログラム中での通信ライブラリの使い方に関する情報を記述するための Hint API を提案する.プログラマは,この API を用いて,例えばプログラムの性能に大きく影響するカーネル領域の範囲についての情報を指定することが出来る.この情報を元に通信ライブラリでは,性能的に重要な通信に優先的に通信バッファ等の資源を割り当てる等の高度なチューニングが可能となる.本発表では,この API を MPI ライブラリに実装し,効果を検証する.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1571135652920952704
  • NII論文ID
    110009606436
  • NII書誌ID
    AN10463942
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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