地域食品製造副産物を利用した高機能畜産物の生産技術の開発
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Abstract
給与により畜産物の品質向上が期待される食品製造副産物のうち、岡山県内で産出される7種類についてその栄養成分及び機能性成分などの特性を調べた。その結果は次のとおりであった。1.いずれも水分が高く保存性に課題はあるが、総ポリフェノール量及び抗酸化力は、ウーロン茶ガラ、緑茶ガラが最も高く、次に山ブドウ酒粕が高かった。2.茶ガラ中のカテキン類では、EGCgの含量が最も高く、緑茶では原物で1%程度含まれていた。また、ウーロン茶では緑茶の1/2程度の含量であった。3.茶ガラには脂溶性ビタミン類が多く含まれていた。4.生産物の抗酸化能を向上させる副産物として、茶ガラ及び山ブドウ酒粕の利用性が高いと考えられた。
Journal
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- 岡山県総合畜産センター研究報告 = Bulletin of the Okayama Prefectural Center for Animal Husbandry & Research
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岡山県総合畜産センター研究報告 = Bulletin of the Okayama Prefectural Center for Animal Husbandry & Research (15), 6-10, 2004-03
岡山県総合畜産センター
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1571135653233575296
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- NII Article ID
- 220000093707
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- NII Book ID
- AN1018630X
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- ISSN
- 09154728
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- CiNii Articles