牛用駆虫薬が牛糞分解に関与する昆虫類の発育に及ぼす影響

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説明

放牧牛等における内・外部寄生虫の薬剤投与による駆除は牛の増体等の点から有用であることが指摘され、今後その普及がさらに進むことが予想される。その駆虫薬のうち現在最も普及しているイベルメクチン系製剤では、その投与後に有効成分の大部分が排糞中に排泄されるため、糞分解に関わる昆虫の生育に影響が及ぶ可能性が考えられるが、我が国ではそれに関する研究はこれまで全く行われていない。本発表では、薬剤投与した放牧牛の排糞内の薬剤濃度消長、薬剤試験法の検討及び在来糞虫のオオフタホシマグソコガネにおける産卵や幼虫発育への影響を報告する。

収録刊行物

  • 東北農業研究

    東北農業研究 (57), 119-120, 2004-12

    [東北農業試験研究協議会]

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