米粒に寄生する黄色Pseudomonasに関する研究(1)

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説明

新米に寄生する黄色のPseudomonasの特徴を知るため,健全米粒,腹白米粒,青米粒の微生物をしらべた。全細菌数に対する黄色のPseudomonas数の比は腹白米粒上では健全米粒,青米粒にくらべ低かった。1%次亜塩素酸リーダで表面を殺菌後洗滌した米粒からはPseudomonas検出粒は減少するが,健全粒では80%近くが黄色Pseudomonas検出粒であった。10℃で普通の条件,27℃で窒素ガス,27℃で表面殺菌,27℃で普通の条件で湿度を一定にして2カ月貯蔵したとき,黄色Pseudomonasの菌数あるいは検出粒数は米の発芽率と同じ傾向を示さなかった。

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