トランスオーラル再生システムによる仮想音源の生成と応用

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タイトル別名
  • Producing Virtual Sound Source using Transaural System and its Applications

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説明

本研究では、受聴者が知覚する音源のイメージを創成することを目的としたオーディオシステムの機能向上に特に注目している。簡単には、実際に受聴者が居る空間とは全く異なった仮想的な音響環境に居るようなイリュージョンを受聴者に提供することを試みている。特に、ステレオダイポールと称するスピーカを近接配置して仮想イメージを再生するシステムを基礎として、仮想イメージ技術の開発を行っている。この利点はこのスピーカ方式によって創成される正確な音場に起因しており、仮想イメージを創り出す理想手段のひとつとして採用している。このようなシステムをうまくコントロールするためには、受聴者のオーディトリシステムで生じる音響信号の複雑な処理のみならず、多くのファクターが存在する。イメージングシステムで作り出される音場の物理的な形態の記述が本文でのトピックのひとつである。我々は、受聴者の近傍の音場を剛球モデルを導入して解析することを試みた。一方、仮想音響イメージのパフォーマンスの様相は、音像定位における人間のオーディトリシステムに対する既知の挙動からある程度説明することができる。本論文では、両耳受聴のモデルを導入して、マルチチャンネル録音と多重の仮想音源技術を基礎とした仮想音場創成方式の評価を試みた。

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参考文献 (11)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1571417127383586048
  • NII論文ID
    110003284426
  • NII書誌ID
    AN10164817
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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