T4バクテリオファージをモデルとした可動有限オートマトンの自己組織化

書誌事項

タイトル別名
  • Self-Organization of Movable Finite Automata besed on T4 Bacteriophage

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説明

Goelらは,T4ファージを規範として,MFA(Moveable Finite Automata)の自己組織化の計算機シミュレーションを行った.しかし,彼らはT4ファージの機能のみに着目し,直方体のMFAを用いたので,完成したものは実際のT4ファージと大きく掛け離れたものとなった.生物では一般にその形態も重要な意味をもつ.我々は球または直線をもとにした12種類のMFAを用い,各々にBS(Bond Saite)とBSN(BondSaiteNumber)関数を設けることによって自己組織化を行ったところ,これまでに生物的に得られているT4ファージの自己組織化の過程を,ほぼ忠実に再現することができた.また,完成したものも実際のものとかなり類似したものとなった.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1571417127383738880
  • NII論文ID
    110003287348
  • NII書誌ID
    AN1001320X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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