エレメント故障がコンフォーマル空中線の受信パターンに与える影響と補正方法
書誌事項
- タイトル別名
-
- Effect of Element Failures on Received Pattern of Conformal Array Antenna
この論文をさがす
説明
防衛庁技術研究本部では任意曲面形状に適合可能なコンフオーマル空中線の研究を行っている. コンフォーマル空中線はアクティブ・フェーズド・アレイアンテナの一種であり, 受信パターン形成にDBF(Digital Beam Forming)を採用することにより, 低サイドローブ特性, 広角ビーム走査, マルチビーム形成等を実現している. 本報告は, アンテナ開口上に発生させたエレメント故障がコンフォーマル空中線の受信パターンに与える影響とその補正方法について述べたものである. 本試験におけるエレメント故障は送受信モジュール中にある増幅器をON/OFFさせることにより擬似的に発生させた. 補正方法としては, (1)I/Q補正(空中線システムのキャリブレーションの一種)のみ, (2)I/Q補正と故障時に適合したビーム形成ウェイトを算出する, 2方法を考えた. (1)は, 今回の試験で考えた故障率(エレメント故障/全素子アンテナ数)の範囲内では有効であった. また, (2)は(1)に比べて, より正確な補正を行えることを確認した.
収録刊行物
-
- 電子情報通信学会技術研究報告. SANE, 宇宙・航行エレクトロニクス
-
電子情報通信学会技術研究報告. SANE, 宇宙・航行エレクトロニクス 97 (285), 1-6, 1997-09-26
一般社団法人電子情報通信学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1571417127384266880
-
- NII論文ID
- 110003288650
-
- NII書誌ID
- AN10013301
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- CiNii Articles