書誌事項
- タイトル別名
-
- How Disagreement Expressions are used in Cooperative Tasks
この論文をさがす
説明
本稿では, 我々が収録した協調作業対話から不同意表現の抽出を行い, 協調作業でのその表現の効果について考察を行った. 不同意表現とは, ある発話に対して同意していないと考えられる発話が後続したときに, その後続発話で同意していないことを現す表現のことである. 不同意表現には, 相手発話への不同意表現と言い直しとは異なる自分の発話への不同意表現の2つがあることが抽出した表現から確かめられた. 話者は, 相反する文を接続する接続詞「でも」と自分の発話への不同意表現という曖昧性を含む表現を不同意表現として用いることで, 対話相手との関係を上手く保って協調作業を行おうとしていることが観察された.
収録刊行物
-
- 電子情報通信学会技術研究報告. HCS, ヒューマンコミュニケーション基礎
-
電子情報通信学会技術研究報告. HCS, ヒューマンコミュニケーション基礎 97 (506), 53-59, 1998-01-22
一般社団法人電子情報通信学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1571417127416547712
-
- NII論文ID
- 110003271544
-
- NII書誌ID
- AN10487226
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- CiNii Articles