一乗院・大乗院間における宗徒・国民の調停機能 : 大乗院寺社雑事記の分析を通じて

抄録

本稿は「一乗院・大乗院間における衆徒・国民の調停機能」と題して、『大乗院寺社雑事記』の分析を通して、戦国大名を内部から生み出すことができず、遅れた勢力として捉えられている衆徒・国民観について、地域的な統一権力や一揆体制のみを想定するのではなく、大和国独自の在り方が存在したことを十五世紀後半から十六世紀初頭までを網羅する大乗院寺社雑事記の分析を通して主張するものである。

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