養魚排水対策試験
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抄録
養魚排水が天然水域へ与える汚濁負荷を軽減するため、残餌の減量化が期待される自発摂餌システムと養魚池内の沈殿物を系外に排出する排泥ポンプシステムを組み合わせた。沈殿物の排出先には傾斜板を設置し、沈殿物の回収を試みた。今年度は養殖現場への普及性について検証するため、試験を民間のニジマス養殖生産池で実施した。2004年10月18日から12月21日までの65日間にわたり栃木県養殖漁業協同組合黒磯事業所のニジマス養殖生産池で試験を実施した。上流池(4号池)と下流池(6号池)は事業所における通常の養殖管理業務とまったく同様の飼育方法とした。中流池(5号池)には自発摂餌システムと排泥ポンプシステムを組み合わせた養魚排水浄化システムを設置し、池内の沈殿物を系外に引き抜いた。
収録刊行物
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- 栃木県水産試験場研究報告
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栃木県水産試験場研究報告 (49), 68-73, 2006-03
[栃木県水産試験場]
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1571698601407564800
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- NII論文ID
- 80019171438
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- NII書誌ID
- AN00393090
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- ISSN
- 13408585
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles