関数従属性と包含従属性の相互作用をも対象とした場合の正規形データベーススキーム作成手法
書誌事項
- タイトル別名
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- A Method for Synthesizing Normal Form Database Schemes Under Functional and Inclusion Dependencies
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説明
従来,普遍関係の存在を仮定してその上の関数従属性を与えた場合に第三正規形データベーススキーム作成を行う手法が多数提案されてきた.しかし,普遍関係の存在と言う仮定は強く,実世界の概念を図式化する際に適したモデルであるERモデルおよびIFOモデル等で表現可能な情報の中には,普遍関係とその上の関数従属性制約では表現不可能なものが存在する.そこで本稿では意味表現力を高めるために複数の関係スキームを仮定し,各スキーム上の関数従属性制約およびスキーム間の包含従属性制約を与える方法を考える.更に,本条件の元で,各スキーム内の関数従属性に関して,関数従属性固有の導出律のみならず包含従属性との相互作用に関する代表的な導出規則であるPull back規則をも対象とした場合の導出手法およびそれを用いた正規形データベーススキーム作成手法を提案する.提案手法の特徴は,最初に与えられるデータベーススキームを超グラフに類似のモデルで表現し,その上の変形により関数従属性の導出および正規形データベーススキーム作成を行う点である.
収録刊行物
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- 情報処理学会研究報告. 情報学基礎研究会報告
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情報処理学会研究報告. 情報学基礎研究会報告 93 (98), 9-18, 1993-11-09
一般社団法人情報処理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1571698602152732672
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- NII論文ID
- 110002934096
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- NII書誌ID
- AN10114171
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles