MD5の衝突に関する一検討
書誌事項
- タイトル別名
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- A study on the collision search of MD5
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説明
MD5はR.Rivestによって提案された一方向性ハッシュ関数の一例であり、先に提案されたMD4の改良版である。MD4に関してはHans Dobbertinが既に無衝突ハッシュ関数でないことを示している。本研究ではこの手法を応用してMD5の衝突探索の可能性を検討する。MD5は4ラウンドで構成されている為、まずは強度評価の一環として前半の2ラウンドに関して解析的に内部衝突探索を行う。探索は入力にわずかな差異を与え、各々の計算で生じる差分を補正するという手法を用いる。その結果、MD5の前半の2ラウンドにおいて内部衝突を発見した。
収録刊行物
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- 電子情報通信学会技術研究報告. ISEC, 情報セキュリティ
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電子情報通信学会技術研究報告. ISEC, 情報セキュリティ 98 (426), 1-7, 1998-11-20
一般社団法人電子情報通信学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1571698602293079424
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- NII論文ID
- 110003297357
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- NII書誌ID
- AN10060811
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles