MD5の衝突に関する一検討

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タイトル別名
  • A study on the collision search of MD5

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説明

MD5はR.Rivestによって提案された一方向性ハッシュ関数の一例であり、先に提案されたMD4の改良版である。MD4に関してはHans Dobbertinが既に無衝突ハッシュ関数でないことを示している。本研究ではこの手法を応用してMD5の衝突探索の可能性を検討する。MD5は4ラウンドで構成されている為、まずは強度評価の一環として前半の2ラウンドに関して解析的に内部衝突探索を行う。探索は入力にわずかな差異を与え、各々の計算で生じる差分を補正するという手法を用いる。その結果、MD5の前半の2ラウンドにおいて内部衝突を発見した。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1571698602293079424
  • NII論文ID
    110003297357
  • NII書誌ID
    AN10060811
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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