2^n分率近似多値算術符号化についての検討

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タイトル別名
  • A Study on Multialphabet Arithmetic Coding Approximated by Some Parts Per the n-th Power of 2

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説明

従来の多値算術符号はL-R型算術符号をベースとしており、優勢シンボル以外のシンボルの生起確率を2の冪乗で近似することにより符号化および復号を行なう方式である。しかし、この確率近似を行なうことによって生じる確率近似誤差およびシフトの際の演算誤差等による符号化効率の低下、更には符号化およぴ復号の際に必要な演算量が多いという問題点があった。本研究ではこのような問題を解決するために、乗算および除算を用いて符号化および復号を行なう方式を提案した。確率近似を従来の2の冪乗近似ではなく2の冪乗分率近似とすることにより、確率近似誤差の低減を図っている。4値〜32値画像を用いたシミュレーションの結果、従来方式と比較して大幅に符号化効率を向上させることができた。また符号化および復号の際の演算量に関しても大幅に削減することができた。

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参考文献 (5)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1571698602305789440
  • NII論文ID
    110003194731
  • NII書誌ID
    AN10013006
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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