2次元信号処理のパイプライン化を目的とした2次元LDLMSアルゴリズムの提案

  • 君島 匡朗
    東京都立大学大学院 工学研究科 電気工学専攻
  • 西川 清史
    東京都立大学大学院 工学研究科 電気工学専攻
  • 貴家 仁志
    東京都立大学大学院 工学研究科 電気工学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • 2-Dimensional LDLMS Algorithm for Pipelining of 2-Dimensional Signal Processing Applications

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説明

従来報告されている2-D DLMS(2-Dimensional Delayed LMS)に基づくパイプライン適応フィルタでは, 動作クロックレートと収束特性がトレードオフの関係にあり, これらを同時に改善することができない. このことは, 高速に多量のデータを処理する必要のある画像信号処理へ適応フィルタを応用する場合などに問題となる. 本稿では, この問題を解決するために2-D DLMSを新しいルックアヘッド変換に基づいて変形した, 2-D LDLMSアルゴリズム(2-Dimensional Look-ahead-based DLMS)を提案する. 2-D LDLMSは動作クロックレートと独立に収束特性の改善を可能とするアルゴリズムである. すでに提案されている1次元におけるLDLMSは, 提案法の特殊形とみなすことができる. 提案法の有効性をシミュレーションにより示す.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1571698602336288896
  • NII論文ID
    110003341369
  • NII書誌ID
    AN10489017
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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