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抄録
音声検索 (音声入力型情報検索) の研究を行う.音声検索システムは,音声認識結果から検索要求を生成して情報検索を行うものである.これまで音声認識に関しては,ベイズリスク最小化の枠組みに基づいて検索にとって重要な単語の誤りを少なくする手法が提案されている.また,音声認識結果からの検索要求生成においては,認識結果の複数仮説を用いて検索要求を生成する研究がこれまでに行われている.しかし,これらの組み合わせ,すなわちベイズリスク最小化音声認識の結果からの検索要求の生成において,認識結果の複数仮説を利用する方法はこれまでにみられない.このような背景に基づき,本研究ではこれらの組み合わせ,すなわち,重要単語の誤りを最小化する音声認識を行って N-best 候補を出力し,検索要求を生成することを提案し,その評価を行う.日本語講演音声ドキュメントの検索タスクにおいて音声検索の評価を行ったところ,提案法が効果的であることがわかった.
収録刊行物
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- 情報処理学会研究報告. SLP, 音声言語情報処理
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情報処理学会研究報告. SLP, 音声言語情報処理 2013 (7), 1-8, 2013-07-18
一般社団法人情報処理学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1571698602834656256
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- NII論文ID
- 110009587128
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- NII書誌ID
- AN10442647
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles
- IDR