照明制御を用いた無線センサノードの時刻同期手法の提案

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説明

無線装置を内蔵した多数のセンサが相互に連携することで,照度,気温,湿度,加速度などのセンサデータを収集することを可能とする無線センサネットワークは,様々な分野での利用が期待されている.センサネットワークにおける実世界のアプリケーションでは,高いセンシング精度への要求から各センサノード間で時刻同期を取ることが求められており,様々な時刻同期プロトコルが提案されている.しかしながら,これまで提案されてきたセンサネットワークにおける時刻同期プロトコルはパケットの送受信が伴うためエネルギー消費やネットワーク負荷の観点から利用には制約がある.一方,オフィスにおける照明環境を改善することで,知的生産性の向上や快適性の向上が期待されている.我々の研究室で研究・開発を行っている知的照明システムでは,各照明の明るさを照度センサから得ることで,執務者にとって最適な光環境を提供する.本研究では,照明制御を行い照度センサから得られた値を用いて時刻同期を行うことで,執務者の快適性を維持しつつ,パケットの送受信を行わないセンサノード間の時刻同期の実現を検証した.また,提案手法を用いた場合における時刻同期の精度誤差を検証した.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1571698602843982592
  • NII論文ID
    110009616893
  • NII書誌ID
    AA1221543X
  • ISSN
    09196072
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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