体験指向ドローソフトの提案とその開発環境の試作
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ソフトウェアづくりの楽しさのひとつは、頒布して実際にユーザーに使ってもらうことであるが、完成させて頒布までたどり着くのは難しい。そこで本研究では、ソフトウェアづくりの楽しさを体験することの敷居を下げることを目的に、特定のジャンルに特化することで気軽にソフトウェアづくりの楽しさを体験してもらえる開発環境 Expresso を試作した。Expresso は、筆者が新たに定義した 「体験指向ドローソフト」 を開発の対象とする。体験指向ドローソフトは、絵を描く行為そのものを目的としており、成果物の完成度を高めることは目的としない。Express の利用者は、ペン・ボード・オーラという3つの要素を設定して世界観を構築することで、独自性のある体験指向ドローソフトをつくることができる。Expresso が基本的な構造を提供するため、ユーザーは独自性に直接関わる部分の設定に集中でき、ソフトウェアづくりにおける敷居を下げている。
Journal
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- 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)
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研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI) 2013 (16), 1-7, 2013-03-06
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1571698602849504896
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- NII Article ID
- 110009550869
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- NII Book ID
- AA1221543X
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- CiNii Articles