浜離宮恩賜庭園の大泉水及び横堀における景観構造に関する研究
書誌事項
- タイトル別名
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- A Study of Landscape Structure in Dai-sensui and Yokobori Area of Hamarikyu Garden
抄録
浜離宮恩賜庭園の大泉水と横堀地区の景観構造について、シークエンス景観の分析を行い次の4点が示された。第一に当該地域の景観構造は、4つのシークエンス景観と眺望点から構成される。即ち大泉水中央部、大泉水周辺部、横堀、大泉水と横堀の中間帯、及び築山の頂点と中島茶屋である。第二に海の景観の演出と体験を重要なテーマとして造られている。第三に庭園内部を俯瞰及び海への展開を意図した、多様な景観を鑑賞者の全体的体験に秩序づける役割を持つ眺望点が要所に設けられている。第四に重要な視点場の景観の多くが周辺の高層建築物の影響を受けている。以上をも踏まえ、今後歴史的庭園景観の保全を前提とする景観施策の展開が必要である。
収録刊行物
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- 日本造園学会 全国大会 研究発表論文集 抄録
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日本造園学会 全国大会 研究発表論文集 抄録 2007 (0), 68-68, 2007
社団法人 日本造園学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1571698603261506176
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- NII論文ID
- 130007009491
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles