エレクトロポレーション法を用いたチオール化合物処理による分裂酵母の高効率な形質転換法

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タイトル別名
  • High efficiency transformation of fission yeast treated with thiol compounds by electroporation

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説明

本研究では, エレクトロポーレーション法を用いて, 分裂酵母にチオール化合物処理を行うことで高効率な形質転換法を開発した.これは完全培地(YPD)のかわりに合成培地(SD)で増殖させた細胞を処理することで, 従来のチオール化合物処理を行わない方法に比べ10倍程度高い形質転換効率を得ることができた.チオール化合物の中ではDithiothreitolが最も効果的であった.処理した細胞は浸透圧に対して感受性になるので, 適当な浸透圧で調整する必要がある.最も高い形質転換効率が得られたのは電界強度11kV/cmで時定数が5msecの放電パルスを印加したときで, 1μgDNA量あたり1.2×10^7transformantsであった.

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参考文献 (21)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1571980077337330432
  • NII論文ID
    110003287424
  • NII書誌ID
    AN1001320X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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