エレクトロポレーション法を用いたチオール化合物処理による分裂酵母の高効率な形質転換法
書誌事項
- タイトル別名
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- High efficiency transformation of fission yeast treated with thiol compounds by electroporation
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説明
本研究では, エレクトロポーレーション法を用いて, 分裂酵母にチオール化合物処理を行うことで高効率な形質転換法を開発した.これは完全培地(YPD)のかわりに合成培地(SD)で増殖させた細胞を処理することで, 従来のチオール化合物処理を行わない方法に比べ10倍程度高い形質転換効率を得ることができた.チオール化合物の中ではDithiothreitolが最も効果的であった.処理した細胞は浸透圧に対して感受性になるので, 適当な浸透圧で調整する必要がある.最も高い形質転換効率が得られたのは電界強度11kV/cmで時定数が5msecの放電パルスを印加したときで, 1μgDNA量あたり1.2×10^7transformantsであった.
収録刊行物
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- 電子情報通信学会技術研究報告. MBE, MEとバイオサイバネティックス
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電子情報通信学会技術研究報告. MBE, MEとバイオサイバネティックス 98 (94), 29-33, 1998-05-29
一般社団法人電子情報通信学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1571980077337330432
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- NII論文ID
- 110003287424
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- NII書誌ID
- AN1001320X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles