3素子エスパアンテナによるリアクタンスダイバシティの設計基準(ブロードバンド無線アクセス技術、IPをサポートする無線アクセス技術、一般)
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説明
エスパアンテナは無給電素子に装荷された可変リアクタンス素子により指向性が制御されるアレーアンテナである.本報告ではプリント基板上に構成した3素子エスパアンテナを用い,同リアクタンスを2状態に切り換える,バイナリリアクタンスダイバシティ受信の特性と,各状態のリアクタンス設定基準について評価した.まず,装荷リアクタンスと指向性の関係を理論式により求め,得られた指向性を用い,マルチパス伝搬モデルにおけるレイリーフェージング下におけるビット誤り率を,計算機シミュレーションにより評価した.その結果,素子間隔が0.1波長という狭間隔であってもほぼ無相関のダイバシティ枝が得られ,ビット誤り率10^<-3>で12dBのダイバシティ利得が得られた.さらにダイバシティ枝となる上記2状態のリアクタンス値の設定には,送信時の各素子電流に相当する等価ウエイトベクトルの枝間の相対関係が重要な設計指針となることを示した.
収録刊行物
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- 電子情報通信学会技術研究報告. RCS, 無線通信システム
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電子情報通信学会技術研究報告. RCS, 無線通信システム 103 (127), 11-16, 2003-06-12
一般社団法人電子情報通信学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1571980077374066304
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- NII論文ID
- 110003304093
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- NII書誌ID
- AN10060822
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles