退院前家屋評価後の実態調査 : 家屋改修案の妥当性の検討
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- 小貫 葉子
- 茨城県立医療大学付属病院 リハビリテーション部
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説明
当院では、患者・家族の安全な在宅生活に向け、理学療法士や作業療法士が退院前家屋訪問を実施、家屋改修の提案と、動作指導や介護指導を行っている。しかし、実際の退院後の生活状況までは把握できていなかった。そこで、自宅退院した患者にアンケート調査を実施、自宅退院後の改修状況、使用頻度、問題点等の実態を把握、患者や家族の家屋訪問・改修案提示に対する意見から、当院で提案した家屋改修案の妥当性の検証を行った。アンケート結果から、当院で実施された家屋訪問、改修案の妥当性、有用性は比較的高いことが示されたが、実際には、約半数が改修案と別の箇所や別の方法での改修を実施しており、改修案の不十分さも示された。改修案提示には、正確な患者の動作能力のみならず、退院後の身体機能の変化や患者・家族の希望も予測・考慮する必要があった。さらに、退院後の再訪問やアドバイスを行うフォローアップ体制が必要であることが示唆された。
収録刊行物
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- 茨城県立医療大学付属病院職員研究発表報告集 : ひろき
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茨城県立医療大学付属病院職員研究発表報告集 : ひろき 11 11-16, 2008
茨城県立医療大学
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1571980077467147392
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- NII論文ID
- 110007050250
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- NII書誌ID
- AA11902398
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- ISSN
- 13448218
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles