林維源の福建勧業銀行設立計画をめぐって

抄録

一九〇五(清光緒三十一、明治三十八)年、厘門の富豪林維源によって、福建勧業銀行設立が計画された。この事業は、林維源の死去によって結局挫折したが、一年有余の後、養嗣子林爾嘉によって普通銀行に改組し、福建信用銀行として設立された。そしてその計画の中で、日本にも出資の要請を灰めかした事から、日本もそれの対応を検討し始めた。その設立計画の過程をたどり、背景をみんとするのが小論の目的である

収録刊行物

  • 奈良史学

    奈良史学 (10), 77-96, 1992-12

    奈良大学史学会

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