新潟県における養殖事業の可能性 妙高ゆきエビおよび村上鮭の事例を通して

機関リポジトリ オープンアクセス

書誌事項

タイトル別名
  • Potential of Aquaculture Business in Niigata Prefecture : Case Studies of Myoko Snow Shrimp and Salmon of Murakami

この論文をさがす

説明

本稿では、新潟県における妙高ゆきエビと村上鮭の養殖事業の事例を報告する。前者は、陸上養殖という特徴的な事例で、十分な技術によって良質な「製品」を作ることができた。しかし、販売面で、同種の他社製品や天然物と質の差別化ができず、また価格相応の価値を訴求することができないキャズム(chasm)によって、失敗した事例である。後者は、歴史と街づくりに裏打ちされた観光産業はじめ鮭の商品化を現在も進行しており、地方色豊かな事例である。地方発の養殖事業は、今後「漁業の6 次産業化」の推進が課題であろう。つまり、養殖による水産物の生産だけでなく、2 次産業的な水産物加工や3 次産業的な情報やサービス、観光をも視野に入れることである。

収録刊行物

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1571980077715261312
  • NII論文ID
    120006495098
  • NII書誌ID
    AA11231962
  • ISSN
    1343490X
  • Web Site
    http://id.nii.ac.jp/1608/00002637/
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    journal article
  • データソース種別
    • CiNii Articles
    • KAKEN

問題の指摘

ページトップへ