菅野圭介の芸術 : 画風の確立まで
書誌事項
- タイトル別名
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- The Art of Sugano Keisuke?Towards the Establishment of the Style
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説明
昭和一〇年代初期から三〇年代後半にかけて活躍した洋画家、菅野圭介(一九〇九-一九六三)について、彼がどのように自己の絵画世界を確立していったかを、検証する。大正時代は、個人主義的な思想が、若者たちに大いに影響を与え、菅野もまたこの渦中にあった。京都大学を中退した菅野圭介が、どのようにして絵画を学んだのか詳らかでない部分が多いが、アカデミズムの影響下になかったことが、彼の画風の確立に決定的な影響を与えた。また師ジュール・フランドランの影響も重要であることを述べる。昭和初期の日本の社会状況が、一芸術家に与えた影響についても言及する。
収録刊行物
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- 関東学院大学文学部紀要
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関東学院大学文学部紀要 (116), 202-224,
関東学院大学[文学部]人文学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1571980077746825088
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- NII論文ID
- 120006024886
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- NII書誌ID
- AN00048092
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- ISSN
- 02861216
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles