分子軌道計算のGPGPU化に向けた行列加算手法の提案

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説明

分子軌道計算のボトルネックである G 行列計算について CUDA による GPGPU 化を行なった.G 行列計算においては行列への加算に排他制御が必要であることが最も大きな問題となっている.我々は行列加算について排他制御を行なわない G 行列計算手法を提案し,その実装を行なった.またスクリーニングや動的負荷分散,CPU 計算とのオーバーラップなど,多くの高速化の技法を実装することにより CPU 1 コアに対し 13 倍程度の性能を実現している.元の分子軌道計算プログラムの持つ OpenMP/MPI ハイブリッド並列を利用することで,複数 GPU を使った並列計算も実現した.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1571980077841299968
  • NII論文ID
    110009536444
  • NII書誌ID
    AN10463942
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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