トウモロコシの生育と積算温度との関係 : 第 1 報トウモロコシの生育相と播種から発芽迄の積算温度について
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説明
気温は生物の生活にとって一般にもっとも大きな影響を与えているので気候の指数として多く利用されている。積算温度はある期間の気温の積算値であるが、その算出方法、期間のとり方、積算されるべき気温の種類などは目的によって異なっており、農作物の栽培地域の適否判定や生育進度の予想などにはその作物の全生育期間の日平均気温の積算がとられることが多い。岩田は、トウモロコシの積算温度については生育に有効な積算される温度範囲について十分な検討がなされていないため、同一品種でも栽培場所や栽培期間の違いにより積算温度が異なり、普遍性を欠く場合が多いとし、葉身展開、絹糸抽出および成熟に要する積算温度を、積算すべき温度範囲の決定を含めて検討した。筆者らは温度範囲を定めた積算温度がトウモロコシの生育を予想する目自安として使用出来るならば、栽培計画立案の一助となるものと考え、岩田氏の手法により東海地方での検討を進めたので、その結果を報告する。
収録刊行物
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- 日本作物学会東海支部研究発表梗概
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日本作物学会東海支部研究発表梗概 43-49, 1976-07-31
日本作物学会東海支部
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1541980095254333440
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- NII論文ID
- 110001794324
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- NII書誌ID
- AN00212902
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- NDLデジコレ(旧NII-ELS)
- CiNii Articles