A-21 重付加型シリコーンゴム印象材の物性に関する研究 : 1.フィラー配合比と力学的挙動
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説明
臨床的に硬すぎるといわれる本印象材の物性を改善することを目的に、演者らはフィラーを入れないゴム硬化体について検討し、その力学的性質はプレポリマーの特性(分子量や官能基数等)に基づくことを既に報告した。今回はより実用的な見地から、まず、プレポリマーに配合比を変えてフィラーを加えたゴムベースを作成し、流動性に関与する粘性率を測定した後、これらを硬化させた試料について動的粘弾性測定と引張試験を行い、フィラー配合比と力学的性質との関連性について検討した。さらに市販材料1種についても同様の実験を行い、併せて比較検討した。その結果、プレポリマーとフィラー配合比の適切な組合せ方によって、粘性率を調節でき、従来にないしなやかな性質をもつ印象材を作り出せる可能性が示唆された。
収録刊行物
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- 歯科材料・器械. Special issue, 日本歯科理工学会学術講演会講演集
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歯科材料・器械. Special issue, 日本歯科理工学会学術講演会講演集 6 (10), 102-103, 1987-10-01
一般社団法人日本歯科理工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1572261551985621760
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- NII論文ID
- 110002997983
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- NII書誌ID
- AN10335647
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- ISSN
- 02865858
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles