高基数CORDICアルゴリズムに関する検討
書誌事項
- タイトル別名
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- A Consideration on High-Radix CORDIC Algorithms
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説明
三角関数などの初等関数演算のためのハードウェア向きアルゴリズムとして, CORDIC(COordinate Rotation DIgital Computer) アルゴリズムが知られている. このアルゴリズムは一次の収束法であり, 計算はシフトと加減算, 定数読みだしという単純な演算の繰り返しとなる. しかしながら, 収束時間は語長に比例するため, DSPなどの応用にはその高速化が必須になると考えられる. そこで本稿では, 回転方法に高基数の概念を取り入れた高基数CORDICアルゴリズムを提案する. 各演算ステップにおける残留角度の一部のk桁を非冗長化することにより, 回転桁を残留角度の整数部から直接求めることが可能になる. 本アルゴリズムにおいては, 基数r, 回転桁集合Dおよび非冗長化桁数kを設計パラメータとして, ハードウェアのトレードオフを考慮した最適なCORDIC演算器を設計することが可能になる.
収録刊行物
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- 情報処理学会研究報告. AL, アルゴリズム研究会報告
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情報処理学会研究報告. AL, アルゴリズム研究会報告 52 1-8, 1996-07-24
一般社団法人情報処理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1572261552070406784
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- NII論文ID
- 110002812236
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- NII書誌ID
- AN1009593X
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- ISSN
- 09196072
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles