高基数CORDICアルゴリズムに関する検討

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タイトル別名
  • A Consideration on High-Radix CORDIC Algorithms

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説明

三角関数などの初等関数演算のためのハードウェア向きアルゴリズムとして, CORDIC(COordinate Rotation DIgital Computer) アルゴリズムが知られている. このアルゴリズムは一次の収束法であり, 計算はシフトと加減算, 定数読みだしという単純な演算の繰り返しとなる. しかしながら, 収束時間は語長に比例するため, DSPなどの応用にはその高速化が必須になると考えられる. そこで本稿では, 回転方法に高基数の概念を取り入れた高基数CORDICアルゴリズムを提案する. 各演算ステップにおける残留角度の一部のk桁を非冗長化することにより, 回転桁を残留角度の整数部から直接求めることが可能になる. 本アルゴリズムにおいては, 基数r, 回転桁集合Dおよび非冗長化桁数kを設計パラメータとして, ハードウェアのトレードオフを考慮した最適なCORDIC演算器を設計することが可能になる.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1572261552070406784
  • NII論文ID
    110002812236
  • NII書誌ID
    AN1009593X
  • ISSN
    09196072
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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