城下町金沢における大火と延焼に関する研究 : その2 藩政期の防火体制および延焼シミュレーション(計画系)

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  • Research on the Conflagration and the Spread of Fire in Kanazawa Castle Town : Analysis by the Spread of Fire Simulation

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抄録

藩政期における城下町金沢の大火・延焼について史料および延焼シミュレーションにより分析した。幹線道の溜桝設置、屋根上の溜桶設置等の措置は効果がとぼしく、もっぱら破壊消防に頼っていた。延焼シミュレーションでは、町家筋の延焼誘導は当然確認されたが、むしろ、街路空間、用水路空間、武家屋敷の広い庭、足軽屋敷の若干の延焼遅延等、おしなべてオープンスペースが有力な防火帯として機能している状態が顕著であった。

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