ウェーブレット解析とGARCHを用いたEVTによるVaR推定

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タイトル別名
  • Estimating VaR based on EVT used with GARCH and Wavelet analysis

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説明

金融工学における従来のEVT(極値論)を用いたVaR (Value at Risk)推定法では、観測期間の標本標準偏差を超えるヒストリカルデータを裾野分布とみなし、裾野分布を推定した後にVaRを推定している。従来のEVTモデルでは、裾野分布の開始点、つまり閾値に対してあまり言及していない。しかし、閾値を正しく推定することは、EVTにおける重要な1つの課題である。本研究では、収益率時系列にウェーブレット解析を適用し、解析後の時系列にGARCHを用いてボラティリティの推定を行う。推定したボラティリティを閾値としてEVTによるVaR推定を行う。提案モデルは従来モデルに比べVaRが小さく、また、二項検定をクリアする結果を示す。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1572261552198905216
  • NII論文ID
    110006594842
  • NII書誌ID
    AA12055912
  • ISSN
    09196072
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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