思考の状況依存性について : 領域固有性から文化的実践へ
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- 佐伯 胖
- 東京大学教育学部
書誌事項
- タイトル別名
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- Contextual Dependencies of Thinking From "Domain-Specificity" to " Cultural Practice"
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説明
1970年代から問題となった「思考の領域固有性問題」-論理的操作によって用意に解決される問題が課題の文脈や課題領域によって難易度が変わるという問題-は、その後、80年代に実用的推論スキーマや生態学的アプローチ(とくに、アフォーダンス論)からの解釈がなされてきたが、近年(1990年代)になって、Lave,J.& Wenger,E.(1991)による「状況的学習論」の提唱にはじまる状況論的アプローチから、思考が文化的実践への参加であるとする正統的周辺参加論からの説明がなされるようになった。本論文はその間の変遷を、ハノイの塔のパズルの解決過程についての解釈を例にして、解説するものである。
収録刊行物
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- 電子情報通信学会技術研究報告. TL, 思考と言語
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電子情報通信学会技術研究報告. TL, 思考と言語 94 (378), 1-8, 1994-12-05
一般社団法人電子情報通信学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1572261552344160128
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- NII論文ID
- 110003314269
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- NII書誌ID
- AN10449078
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles