14055 愛知万博 海上広場「竹の日よけ」プロジェクト(環境と共生する建築・都市(4):住宅建築・仮設建築,建築デザイン)

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  • 14055 Bamboo Shelter Project : in EXPO 2005 AICHI, JAPAN

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2005年日本国際博覧会(愛知万博)は、市民や非営利団体・非政府組織などが、計画立案や運営に参加できる市民参加型万博として、2005年3月〜9月の185日間開催された。本案は、当博覧会において、21世紀の有用な木質系資源だといわれる竹の有効利用および参加型のデザインを提案し、市民参加プロジェクトの会場となる瀬戸会場の海上広場に「竹の日よけ」として実現したものである。海上広場には、鋼管製(θ270mm高さ7M)のポールが整備され(会場建設工事)、日よけや展示用フック・チェーンブロックが取り付けられ、市民の様々な展示や表現を可能にしたが、この一部(8M×16M)に、「竹の日よけ」を提案した。材料は身近な地域(瀬戸会場周辺地域)から集めること、市民の手でも安全に簡単に製作できること、制震性や耐久性など会期中安全性が保たれ持続可能であること、魅力的な空間が形成されること、汎用性のある提案とすること、などが課題となった。「竹の日よけ」は、しばる素材として用途研究した素材を使用した工法(しばる工法)を用いて、構造実験、実証実験を行った後、大学連携の学生ボランティアによりおよそ10日間にわたって会期前の海上広場で制作が行われ、185日間設置の後、同学生たちの手によって解体された。

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