毛包性ムチン沈着症の1例

書誌事項

タイトル別名
  • A Case of Follicular Mucinosis

説明

26歳,男性。顔面の紅斑を主訴に受診した。浸潤を触れ,下顎部では脱毛も伴っていた。病理組織学的所見で毛嚢の拡大と毛包・皮脂腺の空胞化および毛包・脂腺内にアルシャンブルー陽性の沈着物を認め,毛包性ムチン沈着症と診断した。皮疹は生検後約10日で消退し,その後約2ヶ月間再発はない。毛包性ムチン沈着症に対する種々の治療法の有効性について,1984年から2009年の25年間に本邦で報告された43例と自験例をもとに文献的に考察した。

収録刊行物

  • 皮膚の科学

    皮膚の科学 9 (1), 69-72, 2010

    日本皮膚科学会大阪地方会・日本皮膚科学会京滋地方会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1572261552856161024
  • NII論文ID
    130006893652
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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