外科領域に於けるTerramycin使用經驗に就いて
説明
抗菌スペクトルの廣いChloramphenicol, Aureomycin及びTerramycinの發見は,Penicillinに次いで治療面に於て新らたな威力となり,外科領域に於ても華々しいものがあり從來の治療効果を一變せしめている面が多い.内外諸家の臨床成績も續々と發表されているが,特にAltmeier等は,Chloramphenicol, Aureomycinの多數例の臨床的觀察を行つている.然し乍ちTerramycinに就いての外科的使用例の報告は左程多くはない.我々は慶大外科學教室に於て昭和25年より昭和26年8月迄のTerramycin鹽酸鹽(Pfizer製)使用例は十數例あるが,その中とくに9例に就いての臨床經驗を報告する次第である.
収録刊行物
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- 日本臨床外科医会雑誌
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日本臨床外科医会雑誌 13 (3), 85-89, 1952
日本臨床外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1572261552875734656
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- NII論文ID
- 130006917061
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles