静周期磁場によるポジトロニウム超微細構造の共鳴遷移の観測実験
抄録
原子の共鳴励起は普通,レーザーやマイクロ波といった電磁波によって誘起されるが,空間的に周期構造を持つ静的な場(ここでは静周期場と呼ぶことにする) によって誘起されることもある.静周期場中を移動する原子は,重心系において時間的に振動する場を感じ,その周波数が原子の遷移周波数に一致すると共鳴遷移が起きる.最近,この手法の新しい試みとして,エキゾチック原子であるポジトロニウムの超微細構造の共鳴遷移が実験的に観測された.本解説ではその研究の意義,実験方法,結果の詳細を平易に紹介する.
収録刊行物
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- 原子衝突学会誌しょうとつ
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原子衝突学会誌しょうとつ 17 (6), 108-116, 2020
原子衝突学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1572261553101152512
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- NII論文ID
- 130008116813
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles