<原著>幼児の裸足教育に関する幼稚園保育所の意識とその検討【幼児教育】
書誌事項
- タイトル別名
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- <Original Papers>Consciousness of Kindergarten/Day Nursery about Bare Foot Education of An Infant and the Examination【Infant Education】
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説明
子どもの健康教育(裸足)は関わる家族や大人らの価値観の相違に影響を及ぼし,裸足の機会が少ない。幼少児の「裸足遊び」は軽くて,楽しさが増し,脳の活性化や免疫力の強化とともに精神発達も促される。今回,両毛地域の幼稚園・保育所の調査から,次の結果を得た。扁平足・裸足教育の知識は大方があり,屋外遊戯の服装は「自由でのびのび」のズボンが最適で,遊具遊びでは半数が靴履きの指導があると答えた。裸足教育の奨励は「時と場合」が最高で,指導者の的確な判断が問われていた。根拠には,怪我・事故が多く,屋外遊戯のデメリットでは,河川沼の転落が賛成群とどちらでもない群の比較では有意に前者が高く,破傷風への関心は後者に2名のみであった。入園時の予防接種調査は過半数が行っておるものの,破傷風の完遂の指導は約1割に過ぎない。これらは家族や関わる先生らの価値観の大差である。関係者には時代的影響があるが,的確な判断により適した環境づくりと裸足遊びの推進に期待するところが大きい。
収録刊行物
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- 足利短期大学研究紀要
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足利短期大学研究紀要 17 (1), 41-47, 1997-03-15
足利短期大学
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1572543026680584448
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- NII論文ID
- 110000221996
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- NII書誌ID
- AN00330636
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- ISSN
- 03893278
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles