地域別にみた当社血圧値別死亡統計について

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血圧の地域差、及び高血圧が危険因子となる脳血管疾患と心疾患の死亡指数の地域差や血圧との関連性について比較検討した。対象は血圧測定のなされた15歳以上の医師診査扱いのうち、無条件体、及び血圧単独欠陥で限界体または標準下体となったもので、観察範囲は昭和62年度及び昭和63年度の各10年間で、経過件数は約464万件である。これらの対象を、性・年齢・血圧・保険年度・死因・地域別にそれぞれ区分して検討し、大略以下の如き結果を得た。(1)血圧は東日本が高い傾向にある。(2)死因の地域差は、脳血管疾患の死亡指数は東北・北海道・関東が高く、心疾患の死亡指数は東北・中部が高い。(3)三大都市・その他の地域の比較により、近年の都市部での虚血性心疾患の増加傾向が示唆される。

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