スーパースカラ方式とベクトル処理方式の比較 : 主記憶アクセス特性に着目して

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タイトル別名
  • Comparison of Memory Access between Superscalar and Vector Processing

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説明

本稿では、演算器構成、主記憶構成が同一と仮定して、積和型および内積型にループ展開等の最適化を施した行列乗算コードを用いてベタトルプロセッサと主記憶をパイプライン化したスーパースカラ型プロセッサの主記憶アクセス特性を比較評価した。評価結果から、ベクトルプロセッサでは、積和型コードのように主記憶アドレスを連続参照する場合には、非常に高い主記憶アクセス性能が得られスーパースカラに比べて相当優位であるが、内積型コードのように主記憶アドレスを非連続参照する場合には、性能がより低下する。一方、スーバースカラはベクトルプロセッサに対して欠点はあるものの、積和型および内積型のどちらのコードに対しても主記憶アドレスを非連続に参照し同様な主記憶アクセス性能が得られ、汎用的であることを確認した。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1572543026946882176
  • NII論文ID
    110002775436
  • NII書誌ID
    AN10096105
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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