自動車広告キャッチフレーズの日中比較
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- 孫 輝
- 関西学院大学大学院総合政策研究科博士後期課程
書誌事項
- タイトル別名
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- A Comparative Study of "Catch-copies" in Automobile Advertisement between China and Japan
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説明
広告には明確な目的がある。人々に商品やサービスの存在や効用を訴えることで,企業にとっては最も効率的な販売促進の手段となる。日中両国でも広告は大きな役割を果たしており,人々の消費意識の変革に大きな影響を与えている。本研究では,広告の表現,主に自動車広告の日中比較を通して,日本と中国において自動車広告にはどのような特徴があるのか,また,どうしてその特徴をもっているのかなどを探求し,自動車広告のあり方を明らかにすることを目的とする。そのために、2000年1月から2001年7月までの約一年半に渡って日中両国の主要な日刊新聞紙に掲載された乗用車広告キャッチフレーズを研究対象として調査を行った。その結果,日本の場合は自動車の付加機能,すなわち,文化心理面に訴求している広告が中国より高い比率を示しているのに対し,中国では自動車の機能や経済性などの実用機能を訴える広告が日本より多いことがわかった。また外来語を使うことの比較については,日本ではカタカナ語,ローマ字語の表現を広告の中に用いているものが高いという傾向を示していることが明らかなった。
収録刊行物
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- KGPS review : Kwansei Gakuin policy studies review
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KGPS review : Kwansei Gakuin policy studies review 3 51-64, 2004-03-31
関西学院大学
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1572543026960105856
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- NII論文ID
- 110002535201
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- NII書誌ID
- AA11622755
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles